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事業の一環として、スクラムとカンバンの研修を承ることがあります。開業して1年半で何回も研修させていただいてきましたが、ご支援メニューとして加えたのはつい最近になります。

研修は、オープン参加形式なものは実施しておらず、現場メンバーが集まる場にてリクエストに応じて実施をさせていただいています。

現場メンバーが全員参加での研修はなかなかタイミングが合わないということも多いと思います。でも、同じメンバーが同じ共通認識を持つことは欠かせないことです。なので、研修をさせていただく場合は、オンサイトで、現場メンバーが全員参加できることを条件とさせていただいています。

スクラムクイックスタート研修

研修で大事にしていること

研修で大事にしていることは先述した「共通認識を持つ」ことです。スクラムについて共有認識を持つことって「『スクラムガイド』を読んでいればできるのでは?」って思われますが、それができればそれでいいと思います。でもそうなっている現場さんはなかなか見かけられないのも事実です。

内容については、以下を目標にしています。

・同じスタートラインに立てること
・メンバー全員でスクラムで実践する覚悟ができること
・それが現場にとって、ビジネスにとって良い方向に向かう勢いになること
・スクラムをどうするのか(How)よりも、なぜスクラムが自分たちに必要なのか、合っているのか(Why)

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体験を通じた理解 

そのために、研修では、最低2回の体験の機会をとります。研修ではこれらを「エクササイズ」と呼んでいます。俗にいうワークショップです。

エクササイズは小さなものはいくつか実施するのですが、大きなものとして2回の体験の機会を設けています。

・透明性とチームワーク
スクラムの柱である「透明性」をスクラムチームのロール(プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発チーム)の体験を通して理解いただくエクササイズです。透明性のない状況からスタートして、ストレスMAXな状況から透明性がある状況に転じることでロールも生き、目的も達成できることを体で理解いただきます。

・検査と適応、タイムボックス
スクラムの柱である「検査と適応」をタイムボックスで繰り返し取り組むことで体験していくエクササイズです。予めわかっているチームの目的に対して一丸となって経験していくことで改善しながら目的を達成できることを体で理解いただきます。

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研修の制約

先述のことにもつながりますが、研修はチームで受けていただくことを原則としています。チームから一人参加とかでは実施していません。また、1日コースでのみ実施していて、最大参加者数は、20名までが実績があります。20人を超える場合は、2回に分けての実施をお願いしています。

研修と支援

研修だけで承ることもできますが、概ね、研修と支援がセットになることが多いです。支援先で「やっぱり研修した方がいいよね」ってことになるケースと、「研修してから、支援も頼んだ方がよさそう」ってことになるケースです。

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長沢 智治

サーバントワークスでは、ソフトウェア開発をはじめとした複雑な業務を改善する支援サービスを実施しております。スポットから中長期まで探究と伴走による支援についてお伝えしたいことがあります。ぜひお気軽にお声がけください。

本記事の執筆者:

長沢智治

長沢 智治 - アジャイルストラテジスト

サーバントワークス株式会社 代表取締役。Helpfeel Inc. アドバイザリーボード。DASA アンバサダー/認定トレーナー。

PSPO II - Professional Scrum Product Owner II
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認定スクラムマスター
DASA Accredited DevOps Trainer
DASAアンバサダー

『More Effective Agile』、『Adaptive Code』、『今すぐ実践!カンバンによるアジャイルプロジェクトマネジメント』、『アジャイルソフトウェアエンジアリング』など監訳書多数。『Keynoteで魅せる「伝わる」プレゼンテーションテクニック』著者。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2017, DevOpsDays Tokyo 2017, Developers Summit 2013 summer 基調講演。スクー講師。

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