Scrum Guide Expansion Packが公開されてから数ヶ月が経過しました。
名前のとおり、スクラムガイドを拡張する取り組みです。しかしながら、スクラムガイドを刷新するものや、阻害するもと、オーバーライドするものではありません。
以前より公開しているスクラムガイド2020年11月版をベースにしたスクラム概要図を制作して無料公開しています。
この図をSGEPに合わせて拡張したのものを制作しました。すでに、SNSにてグローバルでフィードバックをもらっています。

SGEPはまだ日本語翻訳版がないので、現時点で英語のものを作りました(日本語のものも並行してつくってありますが)。これらは全ての要素を盛り込むことは難しいので、特徴と思うものを入れ込んでいます。
- DoD (Outcome)に伴い、Productを外出ししている
- ステークホルダーをいくつかに分類している
- スクラムチームとAIについて表現している(右下のみ)
グローバルでの反応は、この概要図自体を見たことがある方は、好評で、元のスクラム概要図を見たことがないと思われる方からは、「複雑に見える」「SAFeみたい」というどちらかというとネガティブなものが多いです。
この図自体が、複雑に見えるのは、スクラムガイドの要素をできるだけ盛り込んでいるからであり、それは他のスクラムを表す図からしたら複雑に見えるのはある意味「当たり前」です。要素を盛り込んでも1ページに収まることを示しているのですから。
その観点で見た際に、このSGEP版はそんなに複雑だとは個人的には思えませんし、このように表現できるくらいにうまくまとまったものだとも言えるのではないかと思います。
SGEPを目にした人も増えてきて、そこそこ熱も冷めた頃合いなので、ブログ記事としても公開をしてみました。現段階では「ドラフト」です。よりフィードバック(良き/悪しき)をいただければ幸いです。
本記事の執筆者:

長沢 智治 - アジャイルストラテジスト
- サーバントワークス株式会社 代表取締役
- Agile Kata Pro 認定トレーナー
- DASA 認定トレーナー
認定トレーナー



認定試験合格

















『プロフェッショナルアジャイルリーダー』、『More Effective Agile』、『Adaptive Code』、『今すぐ実践!カンバンによるアジャイルプロジェクトマネジメント』、『アジャイルソフトウェアエンジアリング』など監訳書多数。『Keynoteで魅せる「伝わる」プレゼンテーションテクニック』著者。
Regional Scrum Gathering Tokyo 2017, DevOpsDays Tokyo 2017, Developers Summit 2013 summer 基調講演。スクー講師。