カンバンガイド2025版の日本語翻訳が2025年7月に公開され、同時にオープンソースプロジェクト版である「オープン版カンバンガイド(Open Guide to Kanban)の日本語翻訳もプレビューとなりました。
2025年8月18日現在、すべての作業を終了しプルリクエストをしました。プレビュー段階でのフィードバックは締め切りましたので、ご承知おきください。なお、オープン版カンバンガイドとウェブサイトはいつでもフィードバックを受け付けています。カンバンガイド(2025年版)もフィードバックは可能ですが、更新は一定のプロセスを経るため時間を要します。
カンバンガイドの状況
カンバンガイドは、以下の2つが並列に存在することになります:
- カンバンガイド(The Kanban Guide)
- コミッティによって更新される安定版で、中核に焦点を当てているものです。十分に議論し更新されていきます(おそらく数年単位)
- 正式公開: カンバンガイド2025年5月版
- オープン版カンバンガイド(Open Guide to Kanban)
- カンバンガイドをベースに(カンバンガイドをフォークし)コミュニティで議論し、コミュニティで更新していくLiving Document(随時更新させるドキュメント)の位置付けで、GitHubで議論、Issueを受け付け、Just In Time に更新されていくことを想定しています
- プレビュー公開: オープン版カンバンガイド
日本語翻訳プロジェクトは、以下の3つに分けることができます:
- カンバンガイドの日本語翻訳
- カンバンガイド2020年の翻訳から継続している取り組みです。
- 翻訳: 長沢智治
- 翻訳レビュー: 2020年版の翻訳レビューから継続の方、2025年版の翻訳レビューから参加の方
- GitHubリポジトリ: Private
- 文書フォーマット: Re:VIEW
- オープン版カンバンガイドの日本語翻訳
- 2025年5月以降の Open Guide to Kanban 構想からスタートした取り組みです。
- 翻訳: 長沢智治、その他数名
- 翻訳レビュー: カンバンガイド2025年版の翻訳レビューから継続の方、オープンな翻訳レビュー
- GitHubリポジトリ: Public
- 文書フォーマット: Markdown(Hugo)
- kanbanguides.orgサイトの日本語翻訳
- 2025年5月以降の Open Guide to Kanban 構想からスタートした取り組みです。
- 翻訳: 長沢智治、その他数名
- 翻訳レビュー: カンバンガイド2025年版の翻訳レビューから継続の方、オープンな翻訳レビュー
- GitHubリポジトリ: Public
- 文書フォーマット: Hugo(Markdown / HTML)
なお、日本語翻訳全体を統括する「日本語翻訳ガーディアン」は長沢智治がやっています。勘違いしてほしくないのですが、少なくとも Open Guide to Kanban は、プロジェクトチームで取り組んでいます。したがって、今後日本語翻訳ガーディアンの交代、新たな翻訳メンバーの追加や離脱などは十分にありえます(例えば、私が突然死んでも誰かが混乱なく引き継げるようにしておきたいし、そうしなければならない)。
カンバンガイドへの貢献の仕方
上述のようにいくつかのプロジェクトが並列に進行しています。事実上一体化している(そうしないと短期間で結果を出せなかった事情がある)ところはありますが、できるだけ分散させて、合理的にいろいろな方が貢献できる形にしていきたいと考えています。
連絡先は、nagasawa.social にて公開されているところから、もしくは、ご存知の長沢の連絡先など手段問わずいただければと思います。便宜上、会社ブログに載せているので会社活動とは切り離しておりますが、連絡先がわからない場合は、会社の問い合わせフォームでも構いません。
翻訳チームへ参加したい
翻訳チーム(翻訳したい、定期的に翻訳レビューしたい)へ参加を希望させる方は、参加理由を添えてご連絡ください。
- カンバンガイド(The Kanban Guide)
- オープン版カンバンガイド(Open Guide to Kanban) / kanbanguides.orgサイト
翻訳レビューしたい
- カンバンガイド(The Kanban Guide)
- 現在は、終えています。
- 誤訳、読みやすさなどのフィードバックはガイドに記載の連絡手段にてお知らせください!
- オープン版カンバンガイド(Open Guide to Kanban)
- 現在、プレビュー公開のため絶賛翻訳レビューしていただけます!
- kanbanguides.orgサイト
- 便宜上、日本語UIが公開させていますが、位置付けとしてプレビューのようなものです
- 現在、翻訳レビューをしていただきたいです
- 「カンバン」「カンバンガイド」をよくしたらない人からみて導線など翻訳の観点でフィードバックほしいです
フィードバックの仕方
- GitHub Issueを起票していただく
- リポジトリ: https://github.com/tomoharunagasawa/KanbanGuides-ja/issues
- [New issue]ボタン → 「Blank issue」で指摘箇所を明示してフィードバックしてください
- 詳細については、こちらをご覧ください
- リポジトリは頃合いをみて移動する予定です(リダイレクトが効くため気にしなくても大丈夫です)。
- リポジトリ: https://github.com/tomoharunagasawa/KanbanGuides-ja/issues
簡易フォームでフィードバックいただくGood / No goodでフィードバックいただくhttps://github.com/tomoharunagasawa/KanbanGuides-ja/issues/17 にアクセスいただき、ワンクリック(+コメント)でフィードバックしてください
翻訳以外について直接貢献したい
直接貢献したい方は、ここに書くまでもないと思っています(私のスコープ外ですし)。しかしながら、当然GitHubのリポジトリにあるREADMEやContributing.mdを見た上で、適切な形で貢献してみてください。
- KanbanGuides | README.md
- KanbanGuides | contributing.md
ゆるくつながっておきたい
Discordにて、情報共有や雑談をしています。よろしければご参加ください。
本記事の執筆者:

長沢 智治 - アジャイルストラテジスト
- サーバントワークス株式会社 代表取締役
- Agile Kata Pro 認定トレーナー
- DASA 認定トレーナー
認定トレーナー資格



認定試験合格

















『プロフェッショナルアジャイルリーダー』、『More Effective Agile』、『Adaptive Code』、『今すぐ実践!カンバンによるアジャイルプロジェクトマネジメント』、『アジャイルソフトウェアエンジアリング』など監訳書多数。『Keynoteで魅せる「伝わる」プレゼンテーションテクニック』著者。
Regional Scrum Gathering Tokyo 2017, DevOpsDays Tokyo 2017, Developers Summit 2013 summer 基調講演。スクー講師。