More Effective Agile

“ソフトウェアリーダー”になるための28の道標

Steve McConnell 著、長沢智治 監訳、日経BP 出版

開発者必読のロングセラー『Code Complete(コードコンプリート)』の著者として著名なスティーブ・マコネルの新刊が15年ぶりに登場!

本書は“More Effective Agile: A Roadmap for Software Leaders"(Construx Press、2019年)の日本語版です。

企業活動やビジネスが今後ますます「ソフトウェアファースト(ソフトウェア主導)」になっていく中で、リーダーシップを発揮できる人材である「ソフトウェアリーダー」を目指すために、アジャイルから「価値を引き出す」ための実践的なプラクティスを解説します。

監訳者にはアジャイル分野で著名であり、『Adaptive Code(旧名『C#実践開発手法』)』で実績のある長沢智治氏を起用しました。

監訳を担当

本書の監訳を代表取締役の長沢智治が担当させていただきました。本書の監訳にあたり、著者のスティーブ・マコネル氏ともコンタクトを取り進めてまいりました。

長沢智治について

長沢智治よりコメント

ソフトウェア開発に携わり、25年。ソフトウェア開発プロセスの改善にコンサルタントとして、またエバンジェリストとして携わり20年の節目に尊敬するスティーブ・マコネル氏の15年ぶり新刊であり、テーマが「アジャイル」である書籍の日本語翻訳版に関わることができて光栄です。

今まで監訳者として『アジャイルソフトウェアエンジニアリング』、『C#実践開発手法 デザインパターンとSOLID原則によるアジャイルなコーディング』、『今すぐ実践!カンバンによるアジャイルプロジェクトマネジメント』、『Adaptive Code C#実践開発手法 第2版』に関わらせていただきました。

幸運なことに、良書の監訳に起用いただくことが多く、私にとってもよい知見と共感をいただいておりますが、特に本書は、今までの「アジャイル」との関わり、そして私がアドバイスをさせていただく際とほぼ同じメッセージ、方法が記載されていることからも思い入れが強い一冊です。

本書もくじ

本書では、個人とチーム、作業、組織にフォーカスを当てながら、アジャイルの本質や欠かせない原則とプラクティスを解説しています。また、それらはソフトウェアのリーダーシップに合わせて記載されているのも特徴です。今まで草の根的なアジャイル活動を行う方々と実践者向けのアジャイル書籍が多く出版され、翻訳されてきましたが、本書は、実践者よりリーダー向けに書かれています。リーダー向けだからといって実践者やこれから実践する現場にとって不要ではなく、アジャイルを推進していくにあたって欠かすことができないリーダーとの協力、相互理解、納得感にとっても気づきを提供してくれます。

もくじ

  • Part 1. より効果的なアジャイル
    • 第1章 はじめに
    • 第2章 アジャイルの本当の違いは何か
    • 第3章 複雑さと不確実さという課題に対処する
  • Part 2. より効果的なチーム
    • 第4章 より効果的なアジャイルの始まり:スクラム
    • 第5章 より効果的なアジャイル:チーム構造
    • 第6章 より効果的なアジャイル:チーム文化
    • 第7章 より効果的なアジャイル:分散チーム
    • 第8章 より効果的なアジャイル:個人および対話
  • Part 3. より効果的な作業
    • 第9章 より効果的なアジャイル:プロジェクト
    • 第10章 より効果的なアジャイル:大規模なプロジェクト
    • 第11章 より効果的なアジャイル:品質
    • 第12章 より効果的なアジャイル:テスト
    • 第13章 より効果的なアジャイル:要求の作成
    • 第14章 より効果的なアジャイル:要求の優先順位付け
    • 第15章 より効果的なアジャイル:デリバリー
  • Part 4. より効果的な組織
    • 第16章 より効果的なアジャイル:リーダーシップ
    • 第17章 より効果的なアジャイル:組織文化
    • 第18章 より効果的なアジャイル:計測
    • 第19章 より効果的なアジャイル:プロセス改善
    • 第20章 より効果的なアジャイル:予測可能性
    • 第21章 より効果的なアジャイル:規制産業
    • 第22章 より効果的なアジャイル:ポートフォリオマネジメント
    • 第23章 より効果的なアジャイル:導入
  • Part 5. おわりに
    • 細工は流々、仕上げは御覧じろ
    • 28の基本原則のまとめ
    • 監訳者あとがき

参考文献(邦訳版のみ)

本書では、非常に多くの参考文献があります。それらは、各章の終わりに記載されています。また、本書巻末にも参考文献リストがあります。ここでは、邦訳版があるもののみを列挙します。

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